朴槿恵の懲役だけじゃない!歴代・韓国大統領のヤバすぎる末路…

元韓国大統領・朴槿恵(パク・クネ)に懲役20年の判決

2020年7月10日、朴槿恵(パク・クネ)前大統領に懲役20年が言い渡されました。

宣告時68歳の彼女が懲役を終えるのは、88歳となる見込みです。

朴槿恵(パク・クネ)は何した?

朴槿恵(パク・クネ)前大統領に懲役20年が言い渡されたのは、以下の事件で「収賄罪」「職権乱用罪」などに問われていたため。

  • 統領在任中に長年の知人と共謀してサムスングループなどから多額の賄賂を受け取った事件
  • 情報機関・国家情報院から巨額の裏金を受け取った事件

元大統領が懲役20年とはなかなか衝撃的ですが、実は韓国では珍しいことではなかったのです。

歴代・韓国大統領(10人)の末路がヤバすぎる

韓国の過去の大統領18人の中、なんと10人もがあまりに惨な末路を辿っていることが明らかに。

「韓国は大統領であろうと容赦ない」と評価の声がある一方、過酷すぎないか…との声も。

それでは、韓国の歴代大統領10人たちに何があったのか、ご紹介していきます。

(1)李明博(イ・ミョンバク)→逮捕

在任:2008年2月25日- 2013年2月24日

2012年、実兄・李相得(当時、国会議員)が斡旋収賄などの疑いで逮捕。同年、私邸として購入した土地購入資金を政府が不正に肩代わりしたとの疑惑も浮上。

さらに2017年には、国家情報院への政治工作を行っていた疑惑が浮上。収賄疑惑が持たれて、翌年2018年に逮捕(→結果、保釈)。

(2)盧武鉉(ノ・ムヒョン)→自殺

在任:2003年2月25日- 2004年3月12日、2004年5月14日- 2008年2月24日

2008年の大統領退任後、側近や実兄を含む親族が相次いで逮捕、実刑判決を受ける者もいた。

盧武鉉(ノ・ムヒョン)元大統領自身も捜査対象となり、約6億円を超える不正資金疑惑について事情聴取が行なわれていた最中、岩崖から投身自殺を図り、永眠。

「政治はするな。得られるものに比べ失わなければならない事のほうがはるかに大きい」「大統領になろうとしたことは間違いだった」という遺書を残したとのこと。

(3)金大中(キム・デジュン)→息子3人逮捕

在任:1998年2月25日- 2003年2月24日

2002年の任期末に3人の息子である金弘一、金弘業、金弘傑による不正蓄財が発覚、逮捕されることに。金大中(キム・デジュン)大統領夫人は「2002年は悪夢」と語っていたとのこと。

(4)金泳三(キム・ヨンサム)→次男逮捕

在任:1993年2月25日- 1998年2月24日

次男が逮捕。

(5)盧泰愚(ノ・テウ)→実刑判決

在任:1988年2月25日- 1993年2月24日

1993年の大統領退任後、政治資金隠匿が発覚し拘束。一審で無期懲役、控訴審では懲役15年、2628億ウォンの追徴金を言い渡された。

その後粛軍クーデター・光州事件でも再捜査を求める世論が起こり、最高裁判所は懲役17年、追徴金2688億ウォンを宣告した(→その後、特赦)。

(6)全斗煥(チョン・ドゥファン)→死刑判決

在任:1980年9月1日- 1981年3月2日、1981年3月3日- 1988年2月24日

粛軍クーデターや光州事件等により、退任後に死刑判決(→高裁で無期懲役に減刑され、後に特赦)。

(7)崔圭夏(チェ・ギュハ)→軍部クーデター

在任:1979年12月8日- 1980年8月16日

粛軍クーデターで軍内部の実権を奪取した全斗煥・盧泰愚らによる『5・17クーデター』によって、軍部に政権を掌握され辞任。

(8)朴正煕(パク・チョンヒ)→暗殺

在任:1963年12月17日- 1979年10月26日

1979年10月26日の在任中、朴正煕(パク・チョンヒ)大統領と大統領府警護室長が、金載圭大韓民国中央情報部の部長によって暗殺(「10・26事件」)。

当初「民主主義回復のための革命」だったと主張されていた。

(9)尹潽善ユン・ボソン)→軍部クーデター

在任:1960年8月13日- 1962年3月22日

『5・16軍事クーデター』により軍事政権に政権を掌握された。

(10)李承晩イスンマン)→亡命

在任:1948年 – 1960年

1960年3月15日の大統領選挙で、不正選挙が問題となり野党や国民の批判が公然化。翌月4月19日には、不正選挙を糾弾するデモ隊と警官隊が衝突し、死者が186人も。

李承晩イスンマン)は、5月29日にアメリカ(ハワイ)へ亡命する事態に発展。

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