映画「椿の庭」のあらすじ、出演者、予告編は?

2021年4月9日から、映画『椿の庭』が、全国で放映されることになりました。

本作は、日本を代表する写真家・上田義彦さんが監督と脚本、撮影を務めるということで話題です。

上田義彦さんが本作の構想にかけた期間は実に10年と言われており、登場人物たちの心のひだを描いた繊細な人間ドラマとなっています。

あらすじ

主人公の絹子は、海が見える一軒家で、孫娘の渚と二人で住んでいました。

かつては、夫や子どもたちと暮らした家であり、絹子にとってはたくさんの思い出が詰まった一軒家です。

しかし、夫の四十九日が終わったばかりの春の朝、飼っていた金魚が死んでしまいます。

椿の花でそっと金魚を包み、土に還す絹子。

そんな風に日々を慈しむように過ごす絹子ですが、ある日かかってきた1本の電話が絹子の愛しい日々に終わりを告げます。

■予告編公開

現在、予告編が解禁されています。

 

絹子と渚が、食卓を囲む穏やかなシーンから予告編は、始まっています。

丁寧に手入れされた古い一軒家。

慎ましくも日々を豊かに過ごす絹子と渚が描かれています。

家には、絹子の娘・陶子がやってくることもあり、3人で話に花を咲かせることもあるようです。

しかし、そんな穏やかな日々の中、招かれざる客がやってきました。

黄という男であり、絹子に家を手放すことを提案するのです。

絹子は、家族と過ごしたこの家から離れることに不安を感じていました。

家を離れてしまうと家族との愛しい思い出までが消えてしまうような気がしていたからです。

一軒家で過ごす残りわずかな時間の中で、家族は心を重ねていきます。

そして、今まで語られることのなかったそれぞれの思いも明らかになっていきますください。

キャスト紹介

●富司純子

・役どころ

(絹子役)

絹子は、夫や子供たちと過ごした思い出に囲まれた一軒家で、孫娘の渚と一緒に暮らしています。

家庭に恵まれた環境で人生を過ごした幸せな女性であり、美しい心を持っています。

・プロフィール

富司純子さんは、1945年12月1日生まれで、現在は75歳です。

2006年に、映画『フラガール』で日刊スポーツ映画大賞助演女優賞を受賞。

2010年には、瀧本美織さん主演の朝ドラ『てっぱん』で主人公の祖母役を演じ、ギャラクシー賞2011年度2月月間賞を獲得しました。

 

●シム・ウンギョン

・役どころ

(渚役)

絹子の孫娘であり、絹子が人生を過ごした一軒家で、二人で暮らしています。

渚は心優しい女性ですが、本当の自分が見つからず、不安定な思いを抱えています。

・プロフィール

シム・ウンギョンさんは、1994年5月31日生まれで、現在は、26歳です。

韓国映画『怪しい彼女』で一躍有名になったシム・ウンギョンさんですが、2019年6月に公開された映画『新聞記者』で、第43回日本アカデミー賞優秀主演女優賞及び最優秀主演女優賞、第74回毎日映画コンクール女優主演賞、第11回TAMA映画祭最優秀新進女優賞を受賞し、より注目される存在となりました。

 

●鈴木京香

・役どころ

(陶子役)

絹子の娘ですが、渚にとっては叔母になります。

・プロフィール

鈴木京香さんは、1968年5月31日生まれで、現在は、52歳です。

1991年のNHKの朝ドラ 『君の名は』で、主人公の真知子役を演じました。

朝ドラ出演以降、第一線の女優として日本の映像作品で活動してきた鈴木京香さん。

おとなしい主婦の役から悪女やキャリアウーマンまで幅広く演じてきました。

 

●チャン・チェン

・役どころ

(黄・ファン役)

絹子一家に暗い影を落とす、招かれざる訪問者です。

・プロフィール

チャン・チェンさんは、1976年10月14日生まれで、現在は44歳です。

2014年には、3人の監督によるオムニバス映画『三生』で監督にも初挑戦しました。

 

●田辺誠一

・役どころ

(戸倉役)

黄と一緒に絹子の家にやってくるのですが…。

・プロフィール

田辺誠一さんは、1969年4月3日生まれで、現在は、51歳です。

爽やかな紳士の役から、一癖ある役まで幅広く演じる田辺誠一さん。

日本とフランスの両国で公開された映画『ハッシュ!』では、数多くの賞を受賞しました。

 

●清水綋治

・役どころ

(幸三役)

絹子の亡き夫の古い友人です。

・プロフィール

清水綋治さんは、1944年2月11日生まれで、現在は76歳です。

実相寺昭雄作品の常連俳優であり、「怪優」との呼び声も高く、長きに渡って日本の映画を支えてきました。

まとめ

今回は、映画『椿の庭』に関する情報についてまとめました。

『椿の庭』は、完全オリジナル作品であり、原作などはありません。

椿が咲き誇る一軒家を舞台に、祖母と孫娘が家を訪れる人々と交流する姿が、四季折々の美しい映像とともに描かれる本作。

春の訪れを告げるような、温かで優しい作品に仕上がっていることと思います。

4月の全国放映が楽しみですね。

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