アドラー心理学 ③目的論

アドラーは目的論のことを

「解決法と可能性に集中する」と表現しています。

どういうことか説明していきますね^^

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対義語は「原因論」

まず対極にある「原因論」からみていきましょう。

「原因論」とは・・・

「感情や行動は過去の原因から生み出されるとする立場」のことです。

これは、心理学者のフロイトが提唱した理論ですね。

教育現場でもよく、何かあったときに

「なぜこのような問題が起きたのか」と考える場面が多くあるように思います。

これは「原因論」的な考え方、だと言えますね。

本当の目的を問い続ける

一方、アドラーは

「人の心理は物理学とは違う。問題の原因を指摘しても、勇気を奪うだけ。解決法と可能性に集中すべき」

・・・とし、原因論を批判しています。

たとえば、仕事で、何か間違った対応や失敗をしてしまったとき

「なんでそんなことになったの?」「なんでそんなことしたの?」

「原因」を問われると、自分を責めるような気分になりませんか?

逆に、「本当はどうしたかったの?」

「目的」に関心を向けるのが、アドラーの提唱する「目的論」です。

間違った対応や失敗をしてしまったとしても、わざとそうする人はいないでしょう。

本当は、「こうしたい」という何かしらの「目的」があってやってみたけど
思ったような結果にならなかった、という場合がほとんどではないでしょうか?

「本当はこうしたかった」を受け止めてもらえると
じゃあ、その「やり方」ではうまくいかないことが分かったから、次からどうしよう?を考えることができるのです。

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もう1つの「目的論」

実は、アドラーがいう「目的論」にはもう1つ別の意味があります。

それは・・・

「人間の行動には全て目的がある」ということ。

子どもの言動には、一見、非建設的なものがたくさんあります。

しかし、そこには何かしらの「目的」がある、というのがアドラーの立場です。

たとえば、子どもの問題行動。

「授業中に騒ぐ」 → 先生やクラスメートからの注目を集める

「すぐ泣く」 → 優しくしてもらえる

「大声・暴言」 → 相手を従わせる

そこには何かしらの「メリット」があって、その手段によって「メリット」が得られることの学習があるから、それを続けるということです。

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活用のアイディア

では「目的論」をどのように活用できるか考えてみましょう!^^

(1)目的論で子どもに関わる

こちら(教育者側)からみて、何か望ましくない言動を子どもがしたとしても

「なんでそんなことしたの?」

と原因を追求するのではなく、

「本当はどうしたかったの?」

と目的を理解する質問をしてみましょう。

始めはなかなか言葉にできないかもしれませんが、

「本当は一緒に遊びたかったの?」「本当は〇〇されると嫌だって言いたかったの?」

と言語化する手伝いをしてあげましょう。

その子なりの「本当はこうしたかった」が分かったら

それをしっかりと受け止めてあげた上で、

他にその目的を実現するもっといい方法がないか一緒に考えてあげましょう。

(2)メリットをなくし、他の手段を与える

問題行動には、何かしらの「メリット」が得られるという目的があるということを踏まえ

なくしたい問題行動があるのであれば、

メリットと思われるこちらの反応を変えましょう。

目的論のまとめ

今回は、アドラーの目的論を教育に絡めて、説明させていただきました^^

もっと知りたい方は、他の目的論の説明も読んでみると、より理解が深まると思うので、ぜひ読んでみてくださいね。

最後までお読みいただき、ありがとうございました!♡

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